こんにちは、おれいです!
関東地方は梅雨まっただなかです。みなさん、お元気ですかー? ジメジメしている毎日ですが、ここさえ乗り切れば夏! 子供と同じくらい浮き足だっている私です。
来たるべき夏休みに備えて、早々と「虫網」と「虫かご」を買った小学校一年生の娘が、「ベランダで練習する!」と言い出しました。ベ、ベランダ? 「ハエと蚊しかいないよ」と言ったんだけど「大丈夫!」とのこと。自信たっぷりなので、ほっておくことにしました。
しばらくすると、案の定、「お母さん、全然、虫が来ない!」と怒り出す娘。そりゃそうだよ、釣りじゃないんだから、待ってたって、来るわけないでしょう!
でも、なんと! その直後、カマキリがベランダに舞い降りてきたのです! 「良かったね、ほら、捕まえなさいよ」と言うと、娘は号泣。「カマキリなんて触れるわけないよ!」。
・・・えーと、じゃあ、早く家に入りなさい。
さてさて。楽しいことは待っていてもなかなか来ないもの。今回も、miyuchiさんと一緒に楽しい時間を探しに行きましょう! 4回に渡ってお送りしてまいりましたmiyuchiさんのインタビューも、今回で最終回となってしまいました。今回は「収納のこと」「miyuchiさんにとってのスクラップブッキング」などをお伺いしましたよ。最後までお楽しみくださいませ!
<セレンディピティと名づけたわけ>
おれい:どうしてホームページに「セレンディピティ」って名づけたの?
miyuchi:「セレンディピティ」って偶然から起こる幸せ、みたいな意味なのね。私がスクラップブッキングを始めたきっかけが、たまたまテレビを見てて、そこで偶然サークルカッターを見て興味をもって、文房具店を探し回って、そこで初めてSBを知って、家に帰ってSBのホームページ検索して、っていう偶然の流れだったのね。なんかいろいろ偶然って必然につながってたりするときがあるでしょう? その偶然を現実に形にできるのって、すごい素敵なことだと思うんだ。それで「セレンディピティ」っていうホームページの名前にしたの。
おれい:響きも意味も、とても素敵。
miyuchi:『セレンディピティ』っていう映画があるの知ってる?
おれい:えー、知らない!
miyuchi:すごい前の映画なんだけど、それを見たら、とっても面白かったの。
おれい:いつぐらいの映画なの?
miyuchi:いつだろう? だいぶ前で、ちょうど私がホームページを立ち上げた頃にレンタルビデオ屋さんで「私のホームページと、同じタイトルだ!」と思って借りたの。ある男女が偶然の出会いから始まって、途中いろいろまた偶然が重なってすれ違ったりするんだけど、最後は幸せになる映画なのね。特に女性のみなさんに見てもらいたいな。
ちか:観たい、観たい。普段はあまりビデオを借りないんだけど、借りてみようかな。
おれい:「セレンディピティ」自体は偶然の出会い、っていう意味なんだよね?
miyuchi:そうそう。スクラップブッキングの紙に偶然に会って、そこに自分の写真が偶然ぴったりマッチして、かわいいレイアウトができちゃったよ!っていうのも偶然の出会いだよね。きっとスクラッパーのみなさん経験あるでしょう? そういうハッピーな気持ちを大事にしてもらいたいなって思います。
ちか:その紙を使おうと思っていたわけじゃないのに、たまたま写真をポッと置いたときに「あっ、これ!」って思う感じ?
miyuchi:おっしゃる通り!
おれい:たまたま写真がその紙の上に落ちたときに「あっ!」と思ったりね。
ちか:そのときの感動、すごいよね。
miyuchi:そう、それそれ。
おれい:昨日もね、写真をマットしようと思って、紙をひっくりかえしてのりをつけようとしたの。で、その紙は両面使える紙だったんだけど、ひっくり返したときに、「あれ、こっちの面ほうが合う」って気づいた(笑)。
miyuchi:うんうん! そういうのがすごく楽しいよね。
ちか:そうだね。それは自分で、ある程度、出来上がりを想像しながら作ってるから、味わえるのかもしれないね。
miyuchi:みんなにもページを作ってる時間や、紙や写真を通して自分の中の世界を開放する時間を、もっともっと楽しんでもらいたいな。
ちか:ああ、鳥肌立っちゃったよ(笑)。今、これをこうやって話して共有できるっていうのも、また楽しい。
おれい:ほんとだね。あと、私はクロパ(編集部注:クロップパーティ)とかで「本当は、この紙じゃなくてこっちで作ろうと思ったの」みたいな話をするのも楽しい。本当に自分の思いつきがぴったりはまったときのあの気持ち・・・。なんともいえないよね。
miyuchi:そういうときって、誰もいないけど、ひとりで笑ってるんだよね(笑)。
おれい:誰もいないから自分で自分を誉めたりね。「よっしゃ!」みたいな。
ちか:わかるわかる! 「きた!」みたいに思えるときがあるよね。
miyuchi:あるある。一人でニヤッって笑ってね。
おれい:それが楽しいんだよね。
miyuchi:もっともっと一人で笑ってる人が増えたらいいね(笑)
おれい:そうだよね。それが一番やってほしいことかもしれない。だから、miyuchiさんセレクトの材料だけキットにして、あとは自由にレイアウトを作りましょう、っていう企画があったらすごく楽しいと思う。
ちか:『スクラップブッキングのある生活。』は、スクラップブッキングにすでに夢中になっている人たちのためだけじゃなくて、時々、スクラップブッキングを生活に取り入れてる人にも楽しんでもらえるような、そういうサイトにしていきたいと思っているの。
miyuchi:いいよね。「スクラップブッキングのある生活」が、他のサイトと違う切り口なのがわかるよ。そこがすごくいいなぁと思ったよ。
おれい:ほんと? そう言われるとうれしいな。もっと言うとね、「スクラップブッキングのある生活。」は、サイトに遊びに来た人全員にスクラップブッキングを始めて欲しい、っていう考え方じゃないの。
ちか:「あ、こういう趣味があるんだ」って、分かって、ちょっと見てもらえたら、それで終わっちゃってもいいかんじ。
おれい:そう。1枚だけレイアウトを作って、部屋に飾って、そこで終わりでもそれはそれで素敵じゃない? とにかくそういう人がもっとたくさん増えたらいいなと思ってる。
ちか:そのためにも、例えばmiyuchiさん提案のキットみたいのがあったり、若葉本舗の初心者向けの簡単にできるキットがあったり、いろんな切り口で提案していけたらいいね。
おれい:スクラップブッキングが普通の日常、いつもある風景になったら素敵だな。自分の生活がスクラップブッキングで変わったから。
miyuchi:うん、分かる。私もそうでした。
おれい:あの日から(笑)、私の人生は変わったと思うので。
おれい:増え続けるスクラップブッキングの材料、収納とかどうしてる?
miyuchi:とりあえずアクセント類は100均で買った小物ケースや、透明なCDケースみたいものにまとめて詰めたりしているよ。
おれい:紙は?
miyuchi:紙はフラットクラブさんのところから買ったファイルケースに入れたり、押し入れにカラーボックスを並べて、その中に置いてるの。
ちか:ペーパーの切れ端はどうしてる? どのくらい捨てないでとっておく?
miyuchi:すごい怒られちゃうと思うけど、私は切れ端はほとんど捨てちゃうの。
おれい:ああ、私も同じです(笑)。
miyuchi:最初のうちはとっておいたの。
おれい:とっておいた、とっておいた。
miyuchi:でも確実に使わないの(笑)。
おれい:その通り。
miyuchi:で、次から次へと、仕事で新しい紙が入ってくるでしょう? それを全部とっておくとスペースがなくなっちゃうのよ。だから、申し訳ないんだけど、作ったあとの切れ端は、さようならしています。
おれい:そうしなかったらたいへんなことになっちゃうよね。
miyuchi:すごいことになっちゃう。
おれい:「いつか使う」は、「使わない」んだよね。
miyuchi:ほんとに。でも、前にラブメモ(編集部注:ラブマイメモリーズ スクラップブッキングの季刊誌)で「フォトセラピー」の記事が載っていて、「セラピーのためのスクラップブッキングに使うので、いらない紙があったら寄付してください」っていう記事をみて、送ったことがあるよ。切れ端とかじゃなくてね、すごく昔に買ってもう出番のなさそうな紙を送ったんだけど、ちゃんとお礼状が届いたの。そのときは、無駄にしないで良かったなと思った。
ちか:こども病院や老人福祉施設でも、セラピーとしてスクラップブッキングをやっているんだよね。
miyuchi:うんうん。そしてね、その後、私が送った紙かどうか分からないけど、記事に載っていた子供たちの作品に、同じ紙が使われていたのを見て、もしかして私の送った紙を使ってくれたのかな、と思ってすごい嬉しかったよ。
おれい:私も、「たんすのこやし」の紙たちを送ろうかな。
ちか:常に新しいものを提案していこうと思っていると、やっぱり、ずっと紙をストックしておくのは難しいからね。
<miyuchiさんのスクラップブッキングのある生活>
おれい:miyuchiさんはスクラップブッキングに出会って、何か、生活が変わったりした?
miyuchi:やっぱりね、家で一人で笑う(笑)ことが増えたよ。だって普通笑わないでしょう? 子供みたいに自分で遊んで楽しんでいる感じだね。遊び場ができた。自分を解放できる時間ができた。
おれい:家族に対する目線は変わった? 目線というか目の向け方というのかな。
miyuchi:そうだね、写真をさらにたくさん撮るようになったかな。
ちか:ものに対しても、ちゃんと向き合えるようになった気がする。
miyuchi:それと、自分の時間が持てる分、ちょっと気持ちに余裕ができたかな。
おれい:自分のために時間を開放している分、ここはしっかり家族に向きあおうって思ったりね。
miyuchi:うん、そうそう。
おれい:そんな生活って素敵だなー、と自分では思っているんだけど、なかなかスクラップブッキングがブレイクしない、と思ったりして(笑)。私は今でもしょっちゅう会っている高校の友達が8人いるんだけど、レイアウトを見せても「まあ、かわいいんじゃない?」で終わり。その8人の中に「うわー、やりたい、おれい、教えて!」なんて言ってくれる人は1人もいないんだよね。子供がいる人、いない人、いろいろ状況は違うけれども「ああ、こんな割合なんだ」と思ってしまいました。こんなに面白いのね。
miyuchi:私の友達も「みゆち、ひまだね~。こんなの作ったりして」って言うの(笑)。だからすごく大変そうに見えるんじゃないかな。「わざわざこんなふうにして」みたいな。
おれい:材料集めて、切って、貼って、てね。なかなか入りづらい世界なのかもね。たとえば、洋裁みたいな手芸はもうすでに生活の一部になっているところがあるじゃない? ミシンを掛けるって作業を苦手でもやらなきゃいけないときがあるし。たとえば、子供の通園バッグ作ったりとかね。
ちか:だけど、スクラップブッキングは、きっと、まだそこまで生活の一部になっていなんだよね。早く「わざわざやるもの」じゃないものになってほしいな。
おれい:そこが何度も言うけど『スクラップブッキングのある生活。』のテーマだわ。
ちか:ちょっとかわいい紙があったから、合わせるとかね。
miyuchi:別に、いろいろ飾らなくても、台紙に写真を貼るだけでもいいんだよね。
おれい:そうそう、そしてそれをリビングにポンって置く。それだけでも素敵。
miyuchi:私、以前パピエ(編集部注:銀座伊東屋の紙製品コーナー)で、クラスをやったことがあったんだけど、クラスが終わって店内を見ていたら、店員さんに間違えられて質問されたことがあるの。その人は40代くらいの男性だったんだけど、スクラップブッキングのサンプルを見ながら「すいません、紙が欲しいんですけど。娘の写真、かわいいのが撮れたから、紙に写真を貼ったらいいかなと思って。」みたいなことを言われたのね。だから「そうですね。これに貼ったら、かわいいと思いますよ」って言って1枚渡したら「ちょっと君、全部、選んでくれるかなぁ」って(笑)。
おれい:まあ、miyuchiさんに頼むとは! なんと贅沢な!
miyuchi:娘さんが海に行った時の写真があるそうで、夏らしいものを何枚か選んで渡しました。結局、その人は紙を5枚くらい買って帰ったみたい。そのとき、思ったの。「娘の写真を貼りたい」、それだけでもいいな、って。
ちか:そう、それがスクラップブッキングっていう名前だって知らなくてもね。
miyuchi:うん、そう。知らなくてもね。
おれい:「あ、かわいい」って言って終わる。それだけでもいいね。
miyuchi:そんな人がたくさん増えたら、毎日がもっと楽しくなる気がするな。
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みなさん、いかがでしたでしょうか? miyuchiさんの素敵な魅力がそのまま伝わってくれたら嬉しいです。スクラップブッキングのデザイナーとしても、もちろん素晴らしい方ですが、お話しているとこちらまで自然と笑顔になってしまう、明るくて楽しくて優しいmiyuchiさん。本当にどうもありがとうございました。もっともっと話していたかったです。いろんな話題に話が飛びすぎて、聞き忘れたこともあるような気が・・・。
なので、また今度。
聞きたいことをためておくので、またゆっくりインタビューさせてくださいね。
miyuchiさん、どうもありがとうございました!
次回から誰のインタビューをお送りするかは・・・まだ秘密です! どうぞお楽しみに!