関東地方は、梅雨が明らかに近づいてきている気配です。みなさん、お元気ですか? 今回の梅雨は「さあ!梅雨ですよ!」といさぎ良く始まるのではなくて、ジワジワと・・・こちらが気づかぬうちに梅雨にしてやろうと思っているに違いない。うーん、いやだなー。どうせジメジメさせるのならば、キッチリ始めましょうよ、キッチリ!
さてさて。季節に悪態をつくことほど、無駄なことはありませんね。すっきりしないそんな日々を憂うより、爽やかなmiyuchiさんのインタビューでリフレッシュしてください。
今回は、なんと、miyuchiさんに「つまらないわね、あなたの作品は」と言った人がいる! という衝撃の事実を本誌(?)が突き止めました! それは一体、誰なのか?? どんなときに言われたのか?? さあ、「続き」をクリックしてください!!!
<好きなメーカー>
おれい:やっぱり好きなメーカーはMM(編集部注:MakingMemories)ですか?
miyuchi:そうだね。MMが好きです。
おれい:あとは?
miyuchi:あとはね、ベーシックグレイも好きですよ。
ちか:ストライプとか、こういう柄が好きとか、好みはあるの?
miyuchi:基本的にストライプとドット柄が好き。どこのメーカーもひとつのシリーズで、だいたいストライプとドットと花柄があるから、それは絶対使うかな。
おれい:だいたいラインの中に入ってるよね。
miyuchi:うん。
おれい:好きな色合いは?
miyuchi:色合いはね、パステルが好きなの。
おれい:え、そうなの?
miyuchi:私って何かのイメージある?
おれい:緑、白・・・そんなイメージがある。
miyuchi:あ、ほんとに? そう?
おれい:パステルなんだ。
miyuchi:パステル好きだよ。ピンクとかブルーとか淡い感じの色合い。
<気持ちが乗らないときもある>
おれい:それから、最近miyuchiさんのサンプルレイアウトを見ると、息子さんの写真を使っていない時も多いでしょ?
miyuchi:PI(編集部注:PaperInteligence:花岡)のサンプル?
おれい:そうそう。サンプルに使ってる写真は、プロが撮った写真・・・、要は知らない人の写真だよね。やっぱり自分の息子の写真で作るときと、気持ちの違いみたいのは何かある?
miyuchi:うーん、サンプルを作るときは、とにかく商品がメインだから、写真はあまり気にしないの。でも、Serendipityのスケッチとかプライベートのレイアウトは、写真がメイン。そのスタンスは確かに違うかな。
おれい:なるほど、なるほど。
miyuchi:でもサンプルでも、もちろん写真を使ったクラフトっていうイメージは壊したくないから、商品と写真のバランスを考えてシンプルで分かりやすく、って気をつけて作っています。
ちか:気分が乗らないときってある? 例えば、紙によって、とか、柄によって、とか。
miyuchi:あるよー。すごいあるよー(笑)。
ちか:そういうときは、どういうふうに気持ちを盛り上げていくの?
miyuchi:あのね「これ苦手、苦手。やだなー」「もうしょうがないなっ」とかブツブツ言いながら思い切って作っちゃう(笑)。
ちか:それで作っちゃうんだ。それでやっぱり好きなペーパーを使うときと、苦手だなーと思うペーパーを使うときは、手の進み方はやっぱり違うよね。
miyuchi:うん、違うよね。で、気分が乗らないものほど、基本的にシンプルに作っちゃうかな。
おれい:確かに気分が乗らないときもあるよね。
miyuchi:うん。見た瞬間「ああ、これ苦手だ」って直感的に思うときがある。
おれい:それはそうだよね。好きなブランド、メーカーだって、やっぱり場合によっては、うーんっていうのもあるし。
miyuchi:あるある。
ちか:月に何枚ぐらい作るの?
miyuchi:その月にもよるんだけど、多いときで10枚から20枚。
おれい:んー!
ちか:そんなに作るんだ。
miyuchi:サンプルは、1シリーズでだいたい12インチ2枚と、6インチ2枚は作るのね。各メーカーの発売時期がちょうど重なったり、本に掲載する分とかもあったりすると......もう大変(笑)。
おれい:うわー、すごい。
miyuchi:PIのサイトに載ってる作品だけが全部じゃなくて、販売店に出したりする分もあるので、いろいろ重なるとかなりきついです。そうなるとさすがに頭が固まっちゃうかな。
ちか:そういうときは時間はどうやってやりくりしてるの?
おれい:お昼寝は30分だけでしょ。
miyuchi:もうどうしても締め切りが迫っているときは、早起きして作ったりとか、土日に旦那さんに子供を見てもらっているうちに、作ってます。それでも気が散って集中できないんだけどね。
おれい:あー、そうだよね。どこか別の部屋にこもりたいよね。
miyuchi:うんうん。こもりたい!
おれい:夜はやらないの?
miyuchi:夜ね、目がチカチカしてきちゃうんだよね。
おれい:えー! そうなの? まずいって(笑)。
miyuchi:元々の視力は悪いんだけど、多分疲れてるのかな。
おれい:コンタクト?
miyuchi:コンタクト。
ちか:じゃ、夜はほとんどやらないんだ。
miyuchi:うん、ほとんどやらない。頭ももう眠くなってきちゃうしね。
ちか:でも逆にそのほうが、いいかもね。ちゃんと休めるときに休んで、昼間に頭を働かせてね。
miyuchi:夜中の2時くらいまで、やってる人もいるんでしょ。
ちか:やってました。
おれい:やってました、やってました。
miyuchi:えー! よくできるなと思っちゃった。
おれい:2時3時まで起きているか、もしくは早く寝て、その時間に起きるとかね。
miyuchi:えー!
ちか:私もそれをよくやっていたよ。
miyuchi:スクラップブッキングを始めたときは子供がいなかったから、ずっとそれに没頭できたんだけど、今はそういうわけにはいかないからね。作りたいときにできないとすごいストレスだよー。でも最近慣れてきたかな、ようやくね、ようやく時間がないっていうあきらめみたいなのがついてきたかんじ。だから「うん、分かった。できないよね」っていうのを自分に言い聞かせてる。
おれい:ああ、そうだよね。そのあきらめが大事だよね。
<つまらないわね、あなたの作品は>
おれい:miyuchiさんが結婚以前にやっていたお仕事、どんなお仕事だったんですか?
miyuchi:普通の営業事務なんかをやってました。
おれい:お洋服関係、とかデザイン系のお仕事?
miyuchi:全然違うの。最初は金融関係の会社にいて、そのあと派遣に登録をして、4社ぐらい行きました。
ちか:想像だけどファッション関係の仕事なのかなと思ってたの。
おれい:デザイン系とかね。
miyuchi:ほんとに? 普通のお堅い仕事ばっかりやっておりましたよ(笑)。
おれい:じゃ、学生の頃、美術の成績はどうだった?
miyuchi:悪かったよ。だって絵、下手だもん(笑)。ほんとに絵が下手なのよ。
おれい:じゃ全然違うことを今までしてきた感じなんだね。
miyuchi:小さいころから、習字とお花を習ってたけど・・・。もしかしたらそれが少し今の趣味と共通しているところかな。レイアウトも、字も、お花もバランスが大事なんだよね。
ちか:本当にお花はバランス、だね。私もお花やっていました。
miyuchi:ちかさんもやっていたんだー。うんうん、確かにバランスが命なんだよね。
ちか:前から見て、花が微妙に見える、見えないとか。
miyuchi:そう!
ちか:そういうテクニックはスクラップブッキングでパターンペーパーを組み合わせてるときに、紙をちらっと見せる、みたいなところに活かせているかもしれない。
miyuchi:そうなんだよね。濃いお花の前に、明るいお花を持ってくるとかも大事だよね。
ちか:花の向きをこっちにして、枝の向きがこっちにして、とか、そういうのをパターンペーパーを合わせるときに応用できているかも(笑)。今まであまり意識してなかったけど。
miyuchi:うん、そんなところが昔から好きなのかもしれない。私がレイアウトを作るときにいつも一番大事にしているのは、バランスなのね。シンプルなレイアウトも、ごちゃごちゃしているレイアウトも、バランスが全部整っていると、スッキリ目に入ってくる。違和感無くすんなりとね。だからバランスは一番大事にしているかな。
おれい:なるほどねー。習字も花もやっぱりバランスが大事なんだね。
miyuchi:ただ、ずっと前に、お花の先生に「あなたの作品は、まじめすぎてつまらないわね」って言われたことがあるの。
おれい:ほんと?
miyuchi:華道にも形があって、普通はそのとおりにやるじゃない? でも、もちろん基本的なのもいいんだけど、ちょっと足してみたり、曲げてみたりとか、そういう個性的な部分が見えないから「あなたはまじめなんだよね、きっと」って言われたよ。
ちか:やっぱり生け方に出るんだよね。
miyuchi:先生いわく、出るみたいよ。
ちか:私は先生に「おおらか」って言われた。違う、「おうよう(鷹揚)」って言われたんだ。そのとき高校生だったんだけど、意味が分からなくて辞書で引いたら、おおらかとかそういう意味でした。
おれい:わーすごい。生けてみたくなった。私、どんなふうに言われるんだろう。たぶん「あなたは大雑把ね」と言われそう(笑)。
miyuchi:レイアウトを作っていても、たまにその先生の「つまらないわね、あなたの作品は」って言葉が、頭に浮かんでくるときがあるの。もう一度レイアウトを見直して「ほんとだね、つまんないね」って自分でも思ってしまう(笑)。確かに私のレイアウトってカチッとしているんだよね。でも私、決してまじめじゃないのよ。めんどくさがりやだし。
おれい:そうなの? そんなふうに見えないよー。すごいおうちが片付いてそうだし、前も言ったと思うけど、窓辺にハーブの小さい鉢植えが5個ぐらいあって、小さいかわいいじょうろで、毎朝、水をあげて、その葉っぱの上でレースのカフェカーテンが揺れている・・・(笑)っていうイメージ。
ちか:それでイメージビデオ撮れるよね、プロモーションビデオみたいな。
miyuchi:全然違うから(笑)。
おれい:えー、そういうことにしといて。
miyuchi:じゃ、そういうことにしとく(笑)。
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今回はここまでです。miyuchiさんは「全然違う」と言っていましたが、私はまだ信じています。miyuchiさんちの梅雨は、全然、我が家と違うはず。今頃、窓際に置いてある鉢植えハーブの葉の上に、小さいカタツムリが、のんびり歩いていることでしょう。その小さいカタツムリを、ジュンペイくんとmiyuchiさんがニコニコ微笑んで眺めていることでしょう。そうしているうちに、窓の外から素敵な旦那さまが「みゆちー、見てごらん、虹が出ているよ」 なーーんて言うわけですよ!!! くーーー!!! (今回も私の勝手な妄想です)
えーと、何の話でしたっけ? そうそう、次回予告です。
「miyuchiさんと旦那さまの出会い」
「コラボレーションしてみたい人」
「これからチャレンジしてみたいこと」
の3本です! お楽しみに!!!