「サン-ケイ 第5回 ~おかずを買って、洗剤を買って、CKもついでに買って~」

関東地方はすっかりサクラも終わってしまい、毎日「初夏?」思うような暖かい日が続いています。みなさま、お元気ですかー? この時期、入学、入園などの行事が終わり、ホッと一息ついているママさんたちも多いのではないでしょうか。

かくいう私も、娘が小学校に入学して一週間が経ち、やっと日常生活が戻ってきたような感覚に陥っております。4月いっぱいは保護者が登下校に付き合うことになっているので、娘と一緒に小学校まで歩いていますが、ほんとに、なんで子供って、道端の草とか、花とか、枝とか、虫とか、亀とか・・・見つけるのが上手なんでしょうね。いっちいち立ち止まってキャーキャーやっています。いいから、まっすぐ歩けーーー! はあ。大丈夫かしら。

さてさて。私も寄り道している場合ではありません。今日はサンケイさんのインタビューも涙の最終回を迎えます(涙)。いろんなお話を聞いてきましたが、今回は雑誌「CK with SS」はこうして作られる! というところと、比企編集長の素顔! などに迫ってみたいと思います。 どうぞお楽しみください!

 

<CreatingKeepsakes with SimpleScrapbooking>

 

おれい:では、次に雑誌「CreatingKeepsakes with SimpleScrapbooking(以下CKwithSS)」のことについてお聞きします。日本で出版する際に「CreatingKeepsakes(以下CK)」だけではなく「SimpleScrapbooking(以下SS)」も一緒にまとめて出版したのは、どんなお気持ちからですか?

菊池:やっぱり日本で出版するなら、SSのテイストほうが日本人に喜ばれるかなと思って、「SimpleScrapbooking」も付けたかったんですよ。でもSSだけだとCKUできないし、
やっぱりネームバリューとしては、CKのほうが売れてるので、CKwithSS、ということにしました。でも、SSの人に「なんでうちはおまけなんだ」って怒られましたけど(笑)

おれい:内容的にとってもバランスがいいですよね。

菊池:それから日本語版では「ちゃんとSSの記事はSSって分かるようにしてくれ」って言われたんです。だからこんなふうにうたってるんですよ。(日本版の記事の下のほうを見せながら)SSの記事はSimpleScrapbooking、CKの記事はCreatingKeepsakesって書いてあるんです。

おれい:ああ、そうだったんだ。気づきませんでした・・・。

比企:こっそり書いてあるんです。で、日本オリジナルの記事は、両方をつなげた名前にしているんです。

おれい:最近、SSじゃなくてCKの記事でも、シンプルなレイアウトが増えていますよね。あまり気負わなくていいよ、とか、ジャーナルだけでもいいよとか、肩の力を抜いているような作品も多く載っていますね。

比企:確かに、スクラップブッキングも「ライフスタイルの中のペーパークラフト」というかんじになってきているのかな。

おれい:そういえばアリ(編集部注:アリ・エドワーズ CKU-J第一期講師)の記事にはいつも「life」って出てきますね。

菊池:lifeが彼女のテーマですよね。

おれい:テーマですよね。

菊池:そう。

おれい:今、アメリカではCKはどのくらい出版されているんですか?

菊池:ピークのときは50万部って言ってましたね。若干ちょっと落としちゃったよね。

比企:そうですね。

おれい:すごいですね。50万・・・。日本では何部なんですか?

菊池:日本では、まだまだです。今、3,000部です。

藤田:伸びてますか?

菊池:伸びてはいますね。

おれい:本屋さんでは扱っていないんですか?

比企:首都圏と関西圏だけ、書店に置いてあります。

おれい:茨城って、首都圏に入るんですか? 

藤田:いや、入んない(笑)。

比企:申し訳ありません。

菊池:近所の本屋で言ってください。

比企:言ってもらえれば、入荷してもらえる可能性がありますので。

おれい:じゃ、さっそくCKwithSSを持って行って「これないの?」って言おうー。

比企:そうです、そうです。本屋さんに「ないですか?」って是非言ってください。

おれい:アメリカだと、CKは普通に本屋さんやスーパーマーケットに並んでいるんですよね? 

菊池:並んでますね。

おれい:いいなあ。スクラップブッキングがいつもそこにある感じですよね。おかずを買って、洗剤買って、CKもついでに買って・・・みたいな。日本も早くそういうふうになってほしいなあと思うんですけど。

比企:CKがレジ周りにある感じですね。

おれい:そうそうそう。それが理想です。

 

 

<雑誌の編集はどんなふうに?>
 
おれい:それから記事についてなんですが、CK(CreatingKeepsakes)からいくつかの記事を選んで日本版に載せてますよね? この記事は比企さんが選ばれてるんですか?

比企:そうです。だいたい私が選んで、最終判断を菊池社長にしてもらっています。私の独断になってしまうのは、やっぱりよくないので、例えばいくつか選択肢を選んでおいて、社長にどれがいいですかって聞いています。

おれい:日本版は年に4回発売ですよね。っていうことは、だいたい3冊分のCKから選ぶわけですよね?

比企:一応、基本はそうです。ただやっぱり季節ものは、そうはいかないので、前シーズンのものになることもあります。本当はできれば一番新しいものから出したいんですけど、時間的にどうしても難しいので。そこは本当にジレンマというか、読者の方には申し訳ないなと思っているところですね。

藤田:今、翻訳ってのは、何人の方がやっているんですか?

比企:今は下訳の形で5名に頼んでいます。

おれい:ああ、なるほど。日本独自の特集、初めてさんのページとかを今後もっと増やすってことは、ないんですか?

比企:増やしたいという気持ちもあるんですが、これもやっぱりアメリカとの契約があって、日本独自の特集の割合はこのぐらいねっていう事情があるんですよ。看板をCKでやってる以上、そこは難しいところです。

おれい:なるほど。

比企:なので、びっくりするほどたくさんは増やせないんです。

菊池:ちょっとそのへんはジレンマだよね。

比企:うん、そうですね。

菊池:あまり、日本のオリジナルが増えると、向こうはよしとしないので。

藤田:そうでしょうね。

菊池:でも日本の書店に並べるとなると、やっぱりもっと日本の生活に合った情報や、日本人が好むような作品を多くしたりしなくちゃいけないんだろうなとは思っています。あとタイトルもね、このままでいいのかっていう気持ちはありますね。

比企:スクラップブッキングを知ってる人はすぐにわかるけれども、一般の方は「これは何の本?」って思うでしょうから。

おれい:確かにぱっと見ただけでは、何の雑誌か分かりづらいですよね。でもやっぱり「CreatingKeepsakes」という名前はブランドで、残したほうがいいと思いますけど。

比企:逆にそのへんは、読者の皆さんからの率直なご意見が聞きたいですね。例えば「もっと日本の方の記事が読みたい」であったり、逆に「やっぱりCKなんだから、アメリカの記事を中心に読みたい」とか、そういう意見はぜひ聞きたいです。


 

<映画が大好きな比企さん>

 

おれい:比企さんの個人的な趣味などをお聞きしたいのですが・・・スクラップブッキングはやるんですか?

比企:たまに作ります。でもまだ独身で子供もおりませんので、あんまり写真がないんですよ。なので、カードなどを作るほうが多いですね。旅行に行ったときとかにレイアウトを作るんですけど、いつもは本当にカードとかばっかりですね。

おれい:この業界に入る前にはスクラップブッキング以外のクラフトはやられていたんですか?

比企:クラフトは好きだったんですけど、スクラップブッキングはやったことがなかったですね。でも考えてみれば、コラージュ的なものはやってました。私、映画がすごい好きなんですけど、映画を見た半券とその映画が出てる雑誌の記事を切り抜いたのを、全部ノートに貼っているんです。多分15年分ぐらいありますよ。

おれい:わーすごい!

菊池:すごい冊数になってるでしょう?

おれい:すごーい!

菊池:比企は1日で映画3本とか、平気ではしごしちゃうんですよ。

藤田:ええ!

菊池:ほんと映画好きだよね。

比企:そうですね。

おれい:では、2008年の比企さんのおすすめベスト3作品を教えてください。

比企:おすすめですか・・・すごい悩んでしまう・・・。去年見た中で、一番びっくりしたのは『ダークナイト』ですね。

おれい:バットマン、ですよね。

比企:そうそうそう。あと『僕らのミライへ逆回転』ってコメディも良かったです。それから『イントゥ・ザ・ワイルド』。2008年のベストはこの3つです。

おれい:ダークナイトしか知らないです。比企さん、マニアックな映画も好きなんですね。

比企:『僕らのミライへ逆回転』は、ビデオレンタル屋さんが舞台で、電磁波を浴びてしまった男がお店に入ったために、そこのVHSビデオのデータが全部消えちゃうんです。で、どうしようって言って、自分たちでリメイクしちゃおうってことになって、ゴーストバスターズとかの映画を全部、自分たちで作り直すって話なんです。

おれい:自分たちでやるんだ(笑)。

比企:そう、そう。そんな話なんです。もしかしたらこれはスクラッパーの人は好きかもしれない。手づくり感あふれているから。

おれい:ああ、なるほど。

比企:段ボールとかで顔や体を作ったりして(笑)。すごい楽しい映画です。あと『イントゥ・ザ・ワイルド』は文明社会を嫌って、森に入っていった青年が、そのままそこで命を絶ってしまったっていう実話なんです。これもすごいよかったです。

おれい:全然ジャンルが違いますね。

比企:全然違いますね(笑)。最初に言った『ダークナイト』はもう、ヒース・レジャーの素晴らしさに尽きるというかんじです。

おれい:なるほどー。じゃ、2008年じゃなくて、比企さんの生涯ベスト3は何ですか?

比企:生涯ですか? 生涯だったら......。すごい真剣に考えちゃうな・・・。こないだリメイクされたんですけど、そっちじゃなくてオリジナル版の『ヘアスプレー』。

藤田:ああ。

比企:最初のオリジナル版がすごい好きなんです。あとは『ショーシャンクの空に』はやっぱり好きです。

おれい:ああ、いいですよね。原作よりも良くなった映画って、すごく珍しいと思うんですけど、これは映画のほうがいい。

比企:あと『エド・ウッド』って知ってますか?

藤田:はい。

おれい:ティム・バートンの、はいはい。私も好きです。

比企:ジョニー・デップが主演、監督がティム・バートン。

おれい:ティム・バートンいいですよね。「Nightmare Before Christmas」とかも大好き。

比企:そうそう、いいですよね。あと、『オースティン・パワーズ』も大好きです。

おれい:ああ、私も大好きです。テーマソングを携帯の着信音にしてます(笑)

比企:ああいうサイケなペーパーとかあるとつい買っちゃう(笑)。それに『オースティン・パワーズ』のTシャツがうちにあるんですよ。オースティンとDr.イーブルのTシャツが2枚あって、着て遊んでるんですよ。みんなにドン引きされるんですけど(笑)。

おれい:うわあ、いい! 私も欲しいー。映画の好みがとっても似てるかもしれない。『ショーシャンクの空に』もティム・バートン作品も、オースティンパワーズも大好きですよ。

比企:ほんとですか?

おれい:いいですよね。菊池社長は観ないんですか? 映画とかは。

菊池:映画? いや僕も昔は映画は大好きで、映画関係の仕事をしたいなと思ってたぐらいだったんですよ。

おれい:作るほう?

菊池:海外の映画を仕入れて、日本に紹介する、そういう仕事に関われたらいいなと思って。それでアメリカ行ったんですよ。

おれい:そうだったんですか?

菊池:知らない間に手芸屋のおやじになっちゃったんですけどね(笑)。

 

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 ドクターイーブルのTシャツを着た比企編集長! ぜひ写真に収めたいところですねー。

第5回にわたってお送りしてまいりましたサン-ケイさんのインタビューですが、今回で最終回となってしまいました。菊池社長、比企編集長、お忙しいところお時間を割いていただきまして、ありがとうございました。次回のCKU-Jでは、きっとまたたくさん楽しいエピソードの数々が飛び出すんじゃないかと思いますので、その頃にまた、お邪魔させてください! 本当にありがとうございました。

 

<次回予告>

さてさて、次回からの「素敵なあの人」は、miyuchiさんをゲストにお迎えして、色々とネホリハホリさせていただこうと思います。これを読めばmiyuchiさんがすべてわかる!! miyuchiさん大辞典!!どうぞお楽しみに!!! 

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